プロフィール
名前 | なおみ |
渡航先 | フランス・パリ |
渡航時の年齢 | 24歳 |
渡航前の職業 | 印刷会社社員(DTPオペレーター) |
渡航資金 | 50万円 |
渡航時の語学力 | 英検3級に落ちたレベル・仏検5級に落ちたレベル |
渡航時の滞在方法 | 学生寮 |
語学学校の期間 | 3ヶ月 |
ワーホリのきっかけ
美術が好きで、ルーブル美術館始め、オルセー美術館、ポンピドゥーセンターなど、パリ市内の美術館をゆっくり見たかったためです。
日本にいるときから美術館巡りが趣味でしたが、ヨーロッパの絵画が好きだったので、いつかはフランス!と思っていました。
調べれば調べるほど、パリの美術館は広くて回り切れない、という情報が出てきていたので、これは向こうに住んで何日もかけてゆっくり見たい、と思いました。
また、多くの画家たちが暮らしたパリの空気感を知りたかったのもあります。
旅行で数日行くだけでは、きっと感じきれない、季節ごとのパリの違い、日々の生活でのちょっとしたこと、現地の人々とのやり取りなど。
さらに、パリ以外の都市をめぐることで、画家たちが何を思ってパリに集ったのか、どうしてパリを離れて田舎で画業を行ったのか、を肌で感じたかったためです。
フランス・パリを選んだ理由

やはりパリ市内に世界一有名なルーブル美術館があるのが一番の理由です。
ワーホリコーディネーターのようなところで相談した際に、パリには語学学校に寮つきのところがあるので、丁度いいのではないか、と提案されました。
既に何人も日本人が行っているので実績もあるし、パリ市内に寮もあるので、美術館各地を周るのにも都合の良い場所でした。
パリ市内には日本人コミュニティもあり、英語もフランス語もへたくそな私にとっては大変助かりました。
日本語でほとんどの情報収集ができ、生活のノウハウも教えてもらうことができました。
ヨーロッパで一番大きな町がパリですが、実は山手線の内側程度の大きさしかなく、頑張れば徒歩移動でもなんとかなってしまう距離感です。
それを知ってから、他の町に旅行に行く際には、かなり気楽な気持ちで行くことができたのも良かったです。
渡航当初の様子
お金もあまりなく、フランス語も大してできない私にとって、バイト先探しが急務でした。
寮内には他にも日本人が何人かいて、長くいる人にノウハウを聞いたり、その中の二人とその後ルームメイトとなり、郊外の一軒家を借りたりすることができました。
パリには日本人街があるので、まずはそこに行って情報収集をしました。
始めに銀行口座を開設してカードを作る必要がありました。
日本語で口座開設ができるLCLという銀行に行き、日本からの送金も無事に行えるようになるまで2か月くらいかかりました。
また、日本から送った船便もなかなか届かず、洋服などに困っている時期がありました。
帰国する人から安く譲り受けたりして、凌いでいました。
語学学校の寮を出る、3か月目あたりからは、バイトも軌道に乗り、現地の生活にも少し慣れて、ちょっと余裕ができました。
ワーホリでの仕事
日本食レストランでバイトをしていました。
従業員は8割日本人だったので、バイト先でのコミュニケーションは困りませんでした。
まかないでお米も食べられてありがたかったです。
ここでも長く働いている人に色々なノウハウを聞けて、友達もたくさんできました。
バイトをし始めて3か月後くらいにはフランス語で電話に出て、予約を取れるくらいになりました。
接客のフランス語は、基本的には決まったフレーズしか使わないので、そんなにハードルは高くなかったです。
ただ、観光地なので、英語を使うお客さんも多く、色々勉強になりました。
他に、日本人の赤ちゃんのベビーシッターもやっていました。
ベビーカーで散歩に連れて行ったり、公園でハトを見たり、やることは日本と変わりませんが、同じような時間帯に黒人のお嬢さんが白人の子供の世話をしていたり、ものすごく若い女の子が子供の面倒をみていたりして、シッター制度が浸透しているんだなと感じました。
ワーホリでの最大の困難と克服方法
フランスではとにかく事務手続きが遅いので、働く際に「住所の証明」が必要だと言われて、役所に取りに行き、長蛇の列に並んだにも関わらず3回くらいよく分からない理由で突っぱねられて取得するまで待たされました。
ものすごい人が並んでいるのに休憩時間になれば職員はさっさと休憩に行くし、書類の何がダメなのかわからないままNonといわれるし。
同じ内容で4回目に持って行った時にはなぜかさっと通ったのも意味が分からなかった。
銀行の手続きも非常に時間がかかった。
克服方法
これはもうそういうものだと割り切るしかないとは思うけども、日本のスムーズな手続きに慣れていると大変困惑すると思う。
電話で帰りの飛行機のチケットを購入するときも、私の語学力の問題もあるが、かなりてこずりました。
渡航前にできるだけ語学力を上げておくことおすすめします。
ワーホリでの一番の思い出
田舎に遊びに行って、夕方帰ろうと思ったら終電が無くて、お祭りの日だったので現地で空いているホテルもどこもなくて、お祭り広場で野宿していたら雨が降ってきてものすごく寒くなりました。
周辺警備の黒人さんに発見されてものすごくびっくりされ、事情を説明したら警備員用のテントに居させてくれることになりましたが、暖房機器などはなかったためものすごい寒さは変わらず、コスプレ用の衣装を重ね着していい、とのことでしのいでいました。
そのうち、警備員の一人が寒すぎて体調不良になり、救急車が来て運ばれていってしまいました。
何とか朝までテントに耐え、「始発で帰ります」と言ってそこを後にして、駅近くのパン屋で朝食用のパンを買い、そのまま始発でパリに戻り、バイトに行きました。
なんとか体調は崩しませんでしたが、あまりにも計画性がなかったなと反省しました…
ワーホリを通じて得たもの

現地で長く働いている日本人の人とも色々お話をしましたが、年々長期ビザが取りにくくなっていると聞き、フランスで暮らす経験は難しくなっているようで、ワーホリで行けてよかったと思いました。
日本にいて、フランス人、とイメージする金髪碧眼の人は、パリにはほとんどおらず、黒人もアジア人も多く、もちろん白人も多いですが、黒髪の人や、赤毛の人などもいて、ものすごく多様な人々がいる環境は、やはり日本にいては得られない環境でした。
とてもへたくそな英語で口説いてくるインド人や、スペイン語が通じないと言っているのに口説いてくるスペイン人など、言語の壁を越えた「とにかく伝える」ことの大切さを色々な場面で感じることができました。
「言語がわからなくてもとにかく言いたいことがあるときは言う」という、日本ではなかなかできない経験ができたのは、貴重だったと思います。
これからワーホリする人へ
絶対やったほうがいいことはフランス語で数字を数えられるようになることです。
フランス語は日本語、英語と違って60進法なので、71と言うとき、7×10+1と表現するのではなく、60+11と表現するなど、知らないとかなり混乱します。
あと手書きで7と1を区別するため、かなり癖のある7を書くため、これも知っておいたほうがいいです。(長い部分に横線を引く)
口頭でフランス語が伝わらない場合、書いたり書いてもらうことも多くなりますが、フランス人の書く数字がわからないと、詰むことがあります。
また、パリ市内の地下鉄券売機や自販機は壊れていることが当たり前です。
悲観せず、そういう時はバスで移動する、一駅歩いて近くの駅から切符を買う等、柔軟な対応を求められる場合が多くなります。
クリーンで「すべてがきちんと動いていること」が当たり前の日本ではないことを楽しむくらいの余裕があるとよいと思います。
リアルな体験談、いかがでしたか? 「楽しそう、でも自分にできるかな…」 と不安になっていませんか?
その不安、正しい準備を行えば解消できます。さらに、海外生活で必要なスキルも身につきます。結果、ワーホリで後悔しない。
多くの先輩が実践した、後悔しないワーホリにするための具体的な準備は以下のふたつです。
【準備 ①:英語力を身につける】
なぜ多くの人がワーホリに不安を感じるのか?
理由はシンプルで英語での実戦経験がないからです。
そして、その不安は仕事探しや給料に直結します。
でも、安心してください。日本にいながら、最もコスパ良く英語での実戦経験を積む方法があります。
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これは忙しい社会人にとって最強の勉強法です。
現地で「仕事が見つからない」自分になるか、「仕事を選べる」自分になるか。
その差は、今この瞬間の行動にかかっています。
ワーホリ前におすすめのオンライン英会話は以下の記事で徹底解説しています↓

【準備 ②:信頼できるエージェントを選ぶ】
ワーホリ準備は、ビザや航空券の手配など、やるべきことが山積み。
特に忙しい社会人にとって「時間」は何より貴重ですよね。
そんな時の強い味方が留学エージェント。
しかし、そのエージェント選びを間違えると、頼るはずが逆に遠回りになってしまうことも。
あなたのワーホリが成功するか、後悔に終わるか。その分かれ道は、エージェント選びにあると言っても過言ではありません。
手数料、サポート内容、そして最も重要なカウンセラーの質。何を見て、誰を信じればいいのか。
業界の闇をも知る筆者が、その後悔しない選び方を以下の記事で詳しく解説しています↓
