プロフィール
名前 | りさ |
渡航先 | ノルウェー・オスロ |
渡航時の年齢 | 32歳(コロナ禍での特例) |
渡航前の職業 | 劇場の事務・経理 |
渡航資金 | 200万円 |
渡航時の語学力 | 英語:仕事上で簡単な翻訳、通訳をする程度。日常会話は問題ないレベル。 ノルウェー語:簡単な挨拶ができる程度。 |
渡航時の滞在方法 | 学生寮 |
語学学校の期間 | 1ヶ月 |
ワーホリのきっかけ
子供のころから海外に住みたいと思っていて、学生時代は1年間イギリスに留学をしていました。
大学卒業後に就職してからは海外旅行に行くことも難しく、いつかまた海外で生活したいという気持ちだけが大きくなっていました。
そんななか、ワーホリに応募できる最後の年になり、行くなら今しかないと思い立ち、ビザ申請をしました。
しかし、申請した時はコロナ禍になる直前、申請直後に状況が悪化し、ビザセンターも閉鎖され、通常2~3か月で取得可能なビザが取得まで1年半かかりました。
正直、年齢的にも本来はワーホリに行けない年齢になってしまったし、キャリアもまたゼロからのスタートになることを考えると、行かない方が良いのではとも思いました。
けど、海外へチャレンジできるチャンスは今しかないと思い、思い切ってワーホリに行きました。
ノルウェー・オスロを選んだ理由

もともとは2年間滞在できる期間の長いイギリスを希望していましたが、抽選のため数年間応募しても当選はせず、行けませんでした。
その代わりに隣のノルウェーに応募することに決めました。
イギリスにもスウェーデンにも友人が居たので、その2か国の間にあるという立地と、非英語圏の国でトップクラスの英語力の国であることが決め手でした。
英語である程度生活ができるうえ、もう1ヵ国語を習得するチャンスだと思い、ノルウェーに惹かれました。
あと、大好きなディズニー映画の「アナと雪の女王」の舞台の国なので、あの映画で見た雪と氷の世界を実際に体験してみたい気持ちもありました。
夏の暑さが苦手な人、冬と雪が好きな人には最適な国だと思います。
渡航当初の様子
渡航当初は、大学で約1か月間開催されるサマースクールでノルウェー語の勉強から始めました。
学生寮での生活となるので、学生としての生活は久しぶりで、ワクワク半分緊張半分で初日の朝食はあまり食べられませんでした。
英語で新しい言語を勉強するのは大変でしたが、サマースクールでは市内ツアーなどをしてくれるので、それに積極的に参加することでクラスメートとも仲良くなれ、街のこともよく知ることができました。
最初にスクールに参加する計画にして大正解だったと思います。
一方、苦労した点は家探しです。
ノルウェーでは不動産業者などを介さずに個人が貸し出している部屋を借りるのが一般的で、信用がとても大切になります。
私の場合はIDナンバーが役所の手違いで6か月間手元に届かなかったため、銀行口座の開設もできず、家賃の支払い能力を証明できなかったので、なかなか部屋を借りることができませんでした。
IDナンバーは銀行口座の開設、スマホのプランの契約、確定申告や保険証としての利用など、生活必需品の大切なものです。
バイトの給料も銀行口座が開設されるまでは払い込みができなかったので、最初の半年間はかなり苦労しました。
しかし、とても優しい大家さんに出会い、IDナンバーの問題も解決を手助けしてもらい、ナンバー取得後はとても快適に生活できました。
大家さんとは帰国後も連絡を取り合い、今でもノルウェーに行くとの大家さんと元シェフの彼氏さんがディナーを作って招待してくれます。
ワーホリでの仕事

ワーホリ中はラーメン屋さんでアルバイトをしていました。
SNSでたまたま見つけた、同じ時期にノルウェーにワーホリに来ていた方にDMを送り、店長に履歴書を渡してもらいました。
日本では絶対に知らない人にDMを送るような事はしないので、我ながらかなり大胆な行動に出たと今では思います。
その時連絡をした方とは、今でも戦友として仲良くしています。
時給は180クローネ(約2,430円、1クローネ=13.5円)で、プラスでチップがもらえました。
本来チップは払わなくても良いのですが、払ってくれるお客さんが多くいたので、その月のチップの総額から皆で割る方式でした。
毎月チップ分だけで4,000クローネ(約54,000円)くらいの収入がありました。
ノルウェー語は話せなくても、お客さんたちがみんな英語で話してくれるので、注文を取るのは大丈夫でした。
しかし、ラーメンという食べ物自体を初めて食べる人が多かったので、頻繁に出汁やメンマとは何かを質問され、改めて説明するのは難しかったです。
味や食材について、どう説明したら分かりやすいかを考えたり、初めてラーメンを食べて喜ぶお客さん達の姿を見たりするのはとても新鮮な経験で楽しかったです。
ワーホリでの最大の困難と克服方法
最大の困難は雪道で転んでヒザのお皿が外れてしまったことです。
立ち上がることさえできなくなり、買い物はもちろんキッチンで料理さえできなくなってしまいました。
克服方法
クリスマス時期で病院も閉まってしまい、検査等も時間がかかる中、ルームメイトと大家さん達が食料の差し入れと料理をしてくれました。
松葉づえで雪道を歩くのは難しく、家に籠りがちになっていた時も、映画ナイトを企画して家でも楽しく過ごせるようにしてくれました。
病院の通院も、それまでに知り合った友人達にたくさん助けてもらい、2か月程度でバイトに復帰できるまで回復しました。
その後、アルバイトができなかった時期の生活補助の手続きや保険等の手続きも、英語とノルウェー語の難しい書類の記入や、IDナンバーの到着が遅れていたこともあり、かなり手こずりましたが、たくさんの人に協力してもらい提出することができました。
周りの人にはとても恵まれていたと思います。助けてくれる人達が居たのはとてもありがたいことでした。
ワーホリでの一番の思い出

思い出はたくさん有り過ぎて一番は選べないですが、強いて選ぶなら自然が以前より好きになったことです。
ノルウェーに行くまではインドア派で、休みの日は家の中でのんびり過ごしていました。
しかし、ノルウェーの人達は自然好きが多いです。
中心地からでも電車で10分も行けば森が有るアクセスのお陰かもしれませんが、週末は多くの人がピクニックやハイキングに出かけます。
私も友人達に誘われて、夏の天気の良い日はピクニックや海水浴、森でベリー摘みをしました。
秋にはキノコ狩り、冬にはクロスカントリースキーが楽しめます。
冬の寒い夜中には、条件が合えばオスロでもオーロラが見えます。
私は強いオーロラが見たかったので、オーロラ観光で有名な町トロムソ―まで旅行しましたが、実際に見たオーロラはあまりの美しさに凍える寒さまで忘れそうでした。
ワーホリを通じて得たもの
一番大きな収穫は、自分の英語力への自信がついたことです。
ノルウェー人はみんな英語が上手なこともあり、残念ながら私のノルウェー語をはあまり伸びませんでしたが、英語に関してはアルバイトを通して、ちゃんと仕事ができたという大きな自信を得られました。
帰国後は、もっと英語を使う仕事をしたいと思い、観光案内所で勤務を始めました。
毎日日本へやってくるお客様をご案内するのは、刺激的でやりがいがあります。
私は、海外で生活するのは学生時代の留学依頼2度目でしたが、ワーキングホリデーでは学生の時とは違い、住む所も毎日やる事も全て自分で決める自由がありました。
自由がゆえにトラブルも自分で全て解決しなければいけない厳しさもありましたが、そんな中で出会った人々の温かさや、自分が普段どれ程の人達に支えられて生活しているかも知ることができました。
これからワーホリする人へ
ノルウェーはとにかく物価が高いので、お金はできるだけ多めに用意した方が良いと思います。
アルバイトがすぐに見つかれば問題ありませんが、見つからないと生活費がかなりかかるので、ビザの申請基準の倍以上は用意した方が良いと思いました。
ノルウェーに居る日本人は少ないので、日本関連のイベント等で知り合いを作るのも良いと思います。
みんな同じ苦労をしているので、生活のアドバイスなどとても力になってくれます。
持って行って良かったものは、折り畳み傘と撥水加工のパーカーです。
一日の中に四季が有ると言われるほど天気が変わりやすので、雨具は必須です。
現地で売っている折り畳み傘は日本の物と比べると大きくて重いので、小型で軽量の物を持っていくと便利です。
リアルな体験談、いかがでしたか? 「楽しそう、でも自分にできるかな…」 と不安になっていませんか?
その不安、正しい準備を行えば解消できます。さらに、海外生活で必要なスキルも身につきます。結果、ワーホリで後悔しない。
多くの先輩が実践した、後悔しないワーホリにするための具体的な準備は以下のふたつです。
【準備 ①:英語力を身につける】
なぜ多くの人がワーホリに不安を感じるのか?
理由はシンプルで英語での実戦経験がないからです。
そして、その不安は仕事探しや給料に直結します。
でも、安心してください。日本にいながら、最もコスパ良く英語での実戦経験を積む方法があります。
それが、外国人と毎日話せる「オンライン英会話」です。
通学型の1/10の費用で、あなたの都合の良い時間に集中トレーニングできる。
これは忙しい社会人にとって最強の勉強法です。
現地で「仕事が見つからない」自分になるか、「仕事を選べる」自分になるか。
その差は、今この瞬間の行動にかかっています。
ワーホリ前におすすめのオンライン英会話は以下の記事で徹底解説しています↓

【準備 ②:信頼できるエージェントを選ぶ】
ワーホリ準備は、ビザや航空券の手配など、やるべきことが山積み。
特に忙しい社会人にとって「時間」は何より貴重ですよね。
そんな時の強い味方が留学エージェント。
しかし、そのエージェント選びを間違えると、頼るはずが逆に遠回りになってしまうことも。
あなたのワーホリが成功するか、後悔に終わるか。その分かれ道は、エージェント選びにあると言っても過言ではありません。
手数料、サポート内容、そして最も重要なカウンセラーの質。何を見て、誰を信じればいいのか。
業界の闇をも知る筆者が、その後悔しない選び方を以下の記事で詳しく解説しています↓
