プロフィール
名前 | じゅん |
渡航先 | イギリス・ロンドン |
渡航時の年齢 | 23歳 |
渡航前の職業 | 公務員 |
渡航資金 | 200万円 |
渡航時の語学力 | TOEIC500点程度 |
渡航時の滞在方法 | ホームステイ |
語学学校の期間 | 3ヶ月 |
ワーホリのきっかけ
私が渡航した当時、世界中でコロナウイルスが流行していましたが、イギリスではいち早くワクチン接種が進み、徐々にコロナ前の日常が戻りつつありました。
しかし一方、日本では閉塞感が強く、法律でそこまで制限がないにも関わらず、モラルが高いため、マスクの着用が義務化され、仕事も在宅勤務が主流で、社会全体に息苦しさを感じていました。
このような状況から抜け出し、環境を変えることで自分の可能性を広げたいという思いが強まり、イギリスへ渡航することを決意しました。
加えて、英語を習得することで国際的なコミュニケーション能力を高め、将来のキャリアアップにつなげたいという目標もありました。
イギリスでの生活は、異文化に触れる貴重な体験となり、自分自身の成長に大きく寄与すると考えています。
この挑戦を通じて、広い視野を持ち、今後の人生において新たな可能性を切り拓いていきたいと強く思っています。
イギリス・ロンドンを選んだ理由
いろんな渡航先がある中で、私がイギリスをワーキングホリデーの行き先に選んだ理由は、まず歴史と文化が深く根付いた環境で生活することで、視野を広げたいと考えたからです。
イギリスは伝統と多様性が共存する国であり、語学の習得だけでなく、異文化理解を深めるのに最適な場所だと思いました。
特に私が住んでいたロンドンでは生粋のイギリス人だけでなく、ヨーロッパからだけでなく、中東・アフリカからも多くの方々が移住していたので、価値観や視野が広がるチャンスがあります。
また、英語は国際的なコミュニケーションの基盤であり、本場のイギリス英語を直接学ぶことで、自信を持って使いこなせるようになりたいという思いもありました。
さらに、イギリスはヨーロッパ各国へのアクセスも良く、多様な文化や価値観に触れる機会が多い点にも魅力を感じました。
渡航当初の様子
渡航初日は、正直期待と不安が入り混じった複雑な気持ちでした。
空港に降り立った瞬間、日本とは全く違う現地の風景や空気の違いを肌で感じ、「これから新しい生活が始まるんだ。」と胸が高鳴りました。
一方で、言語の壁や新しい環境に順応できるかどうか、自分の選択が正しかったのかという不安もよぎりました。
初めて訪れる街並みは映画で見たような光景で、夢のように美しく、ワクワク感が募る一方、ホームステイ先でうまくやっていけるか、仕事を見つけれるかのような不安もありました。
また、私のホームステイ先のホストファザーはアイルランド人でアイルランド独特の方言やイディオムも教えてもらえますが、非常に理解するのに苦労した記憶があります。
また、現地の生活に慣れたのは、ホームステイが終わる約3か月くらいです。
ワーホリでの仕事

ワーホリでは現地でホテルの受付業務として、お客様のチェックイン、チェックアウトや電話対応、メールの返信等を行っていました。
たまたまMixbという日本人向けの現地サイトに、ホテルで働いていた日本人が募集ページを出していたので、そこから応募しました。
渡航して3か月、語学学校で英語を学んだとしても中々、英語力が最初は通じなかったですが、職場の同僚達としっかりとコミュニケーションを取ることで徐々に英語力がスピーキングだけでなく、ビジネスメールも書けるようになりました。
日本とは違い、上司に対してもしっかりとおかしいと感じたことは臆さず意見を言う文化があるので、逆に控えめにいくと自分に責任が押し付けられる可能性があるので、その部分が非常に大変だと感じました。
ワーホリでの最大の困難と克服方法
ホテル業務での月1の会議が私にとって苦痛であり、最大の困難でした。
日本人にとって英語での会議は大きな壁となることが多く、特に議論がスピーディーに進む中で意見を伝えるタイミングを逃してしまうことがよくあります。
さらに、イギリス英語だけでなく、インド英語等も飛び交う中、どうしても聞くだけでもかなり難しい場面が多くありました。
こうした言語の壁は、意思疎通や交渉においても困難を伴います。
そんな中、会議での議題の1つで目標数字の達成がありました。
業務量が多い一方で、高い目標を達成すること求められましたが、最初の会議ではうまく回答できず、達成できていないのは努力不足だとみなされました。
克服方法
次の会議までにもう一度正式な回答をするように言い、それまでにチームのみんなと必死に統計データや業務量を整理するだけでなく、事前に発言内容を確認することで次の会議で何とか目標を適切にすることができました。
次の回答を探す中でやはり多種多様な国籍が混じっていますので、チーム内では仕事のやり方の違い(例えばエクセルでの表の作成方法はすこし日本人とは違うと感じる時がありました。)が出て、私としては興味深いと感じました。
ワーホリでの一番の思い出

一番の思い出は、ソールズベリーというイギリス内の一つの都市を訪れたときでした。
ソールズベリーは、ストーンヘンジで有名ですが、私はどちらかというとソールズベリー大聖堂の迫力に圧倒されました。
最初にソールズベリー大聖堂の目の前まで行ったとき、空高くそびえる尖塔が、近づくほどにそのスケールの大きさが実感でき、建築技術の高さに圧倒されました。
大聖堂の中に足を踏み入れると、ステンドグラスから差し込む光がすごく幻想的で、神秘的な雰囲気に包まれました。
また、約800年前に作られた「マグナ・カルタ」が保存されている展示スペースを見学し、その歴史的重要性に触れることができたのも感慨深かったです。
静寂に包まれた空間で、時間を超えたような不思議な感覚に浸り、心が洗われる思いがしました。
ソールズベリーでの訪問は、ロンドンでは体験できないイギリスの歴史と文化の奥深さを再認識する貴重な体験となりました。
ワーホリを通じて得たもの
まず、日常的に英語を使う環境に身を置くことで、語学力が飛躍的に向上しました。
特に実際の会話やホテルでの仕事を通じて学ぶことで、生きた英語(読む聞くというだけでなく、話す書くという点においても)を身に付けることができ、自信が持てるようになりました。
また、ホテルでの仕事を通じて様々な国籍や文化背景を持つ人々と出会い、彼らと協力しながら働くことで、自分の視野が大きく広がったと感じています。
その中で、日本人が細やかな気配りや勤勉さを期待されていることに気付くことができ、誇らしい気持ちとともに責任感を持って仕事に取り組みました。
これらの経験は、異文化への理解を深めるだけでなく、自分自身の成長にもつながり、今後の人生において大きな糧になると確信しています。
これからワーホリする人へ
私がワーホリをする中で一番重要だと思ったことは、目的を明確に持つことだと思います。
人生は1度きりであり、1か国1回しか行けないワーホリというものをエンジョイすることが目的の方は、思いっきり楽しむためにワークライフバランスを確保することが重要です。
特にイギリスはヨーロッパから近いため、休暇中イギリス国外に旅行しやすく、おすすめです。
逆に本気で英語を伸ばしたい、今後のキャリアにワーホリを活かしたいという方は渡航前、渡航後の英語学習と仕事探しがキーとなってくるのではと思います。
日本に比べると海外では就職活動の非ネイティブの人にとって難易度がかなり難しくなります。
そのため、どれくらい英語が話せるか、英語話者にはないスキル(日本語が話せる等)が就活で役立つものになってくるはずです。
最後に、ワーホリ生活でぜひ目標を達成しましょう!!