プロフィール
名前 | かおり |
渡航先 | カナダ・ケロウナ(学生ビザ) カナダ・ヨーホー国立公園(ワーホリ) |
渡航時の年齢 | 29歳 |
渡航前の職業 | 銀行員 |
渡航資金 | 450万円 |
渡航時の語学力 | 日常会話程度、不安だったので渡航前に半年間オンライン英会話を続けていました。 |
渡航時の滞在方法 | ホームステイ |
語学学校の期間 | 6ヶ月(ワーホリ前に学生ビザで就学) |
ワーホリのきっかけ
英語を話せるようになりたかった、英語を使って仕事をしてみたかった、海外で生活してみたかった、の3点です。
学習だけでなく就労もしたかったので語学学校の後にビザを切り替えてワーホリをしました。
高校時代英語塾の先生に出会ったことがきっかけで、成績がとても伸び英語が好きになりました。
幼いころからダンススクールに通っていたこともあり洋楽を聞くことも好きでした。
しかし学生時代は部活動や学校生活に忙しく、海外へ行く機会は全くありませんでした。
初めての海外旅行は大学の卒業時で、その際日本と何もかもが違うことにとても驚いたことを覚えています。
その後新卒で銀行に入社しました。
毎日とても忙しく、長期で休暇を取れる際には海外旅行に行っていました。
コロナが少し落ち着いてきたころ、当時社内広報の仕事をしており、その仕事にとてもやりがいを感じて毎日充実していた一方、その先のキャリアに悩むこともありました。
その際、前からぼんやりと思っていた海外に行きたいという気持ちが大きくなり、好きなこと、やりたいことに挑戦してみようと気持ちが固まり、仕事を退職、カナダへ渡航しました。
カナダ・ケロウナを選んだ理由

まずは英語圏で国を考えました。
欧州はロックダウン中だったため視野に入れておらず、ニュージーランド、オーストラリア、カナダの3択でした。
カナダはカナディアンロッキーなどの美しい自然、国が広く、移民が多いこと(さまざまなナショナリティの人が住んでいる)、英語のアクセントがない、が決め手でした。
また幼いころから家族でハイキングやキャンプ、スキーをしていたので、自然の中で楽しめる環境に身を置きたいと思ったことも決め手です。
ケロウナという都市で語学学校に通っていたのですが、エージェントの方から町の環境は良く安全、なおかつバンクーバーなどの大都市に比べ人口が格段に少なく、湖などの自然も綺麗と聞き、ケロウナにしました。
渡航前からワーホリではカナディアンロッキーの中で生活したいという思いがあったので、学校卒業後は迷うことなく移動しました。
カナディアンロッキーは世界中からゲストが集まりますが、ワーカーも世界中から集まっています。
自然が好きな人が集まって来るので友達もできやすく楽しい環境でした。
ワーホリでここに来たことは大正解だったと今でも思っています。
渡航当初の様子
渡航前は時間を自分の好きなことに使えるという、とても楽しみな気持ちでした。
不安などは全くありませんでした。
ワーホリが始まる前は、カナダの生活にも慣れてきており自然の中での生活と新しい友達に出会えるというとにかく楽しみな気持ちでした。
苦労したことは、渡航当初はやはり英語が通じないことでした。
日本での勉強も少しは役に立ちましたが、現地の人の話すスピードに慣れるまでとても時間がかかりました。
ホストファミリーとのコミュニケーションでもうまくいかないことが多かったです。
よく学校の先生に相談していました。
ワーホリ時代で苦労したことは正直あまりありません。
ワーホリ前にすでに8ヶ月カナダで滞在しており、その際に「人に頼る、わからないことはすぐに人に聞いてみる」ということを学び、困ったことがあったときは友達に聞いていました。
仕事でマネージャーの話が理解できなかった時などにもあとから自分で確認したり、友達に自分の理解が正しいかどうかをよく聞いたりしていました。
ワーホリでの仕事
国立公園内にあるロッジでハウスキーパー/ルームアテンダントをしていました。
語学学校時代によく「卒業後はカナディアンロッキーで生活したい」と多くの人に話していた時、クラスの友人から、「僕の友達が前にそこにいたから連絡してみたら?」とアドバイスを受け知人を紹介してくれたことがきっかけで仕事を見つけました。
そのほかにもカナディアンロッキーへ一人旅をして、レジュメを配りもしました。
絶対にそこで生活したいという思いが強かったので、仕事探しに必死でした。
時給は20ドル(カナダドル)+チップでした。
アメリカからのゲストが多く、アメリカドルでチップを置いてくれるお客様も多かったです。
スタッフアコモデーションは月450ドルほどで、光熱費込みでした。
また共同キッチンには食材以外のもの(キッチン用品、調味料等)はすべて揃っていたので良かったです。
苦労したことは、同僚とのコミュニケーションです。
世界中からワーカーが集まっているため、様々な英語アクセント、また英語話者でない人もいました。
仕事では自分がミスをするとお客様にも迷惑が掛かるので、疑問に思ったことは直ぐに確認したり気の知れた友人に聞いたりしていました。
得たものは、世界中の友達です。
友人との出会いは自分の人生が変わったことの大きなきっかけになっています。
ワーホリでの最大の困難と克服方法
ワーホリで困難だったことは正直ありません。
毎日充実した日々を過ごしたいと思っていたので、どんなことも良い様に考えるようにしていました。
しいて言うならば、日本で経験したことのないような辛い風邪を引いた時です。
国立公園内に住み込みで滞在していたため、クリニックや薬局などは、最低でも車で1.5時間かかります。
日本から持ってきていた薬も全く効かず2週間咳が止まらずつらかった時がありました。
克服方法
風邪をひいたら薬を飲むのが普通だと思っていましたが、他国の友人は自然治癒という考えの人が多く、オリジナルのハーブティーや喉通りの良い食事を作ってくれました。
年中繁忙期の仕事だったためまとまった休息を取ることが難しく、体調がよくないまま仕事に行っていました。
体力的に辛かった思い出です。
ワーホリでの一番の思い出

すべての日々が思い出です。
私が住んでいた国立公園の中には、目の前に大きな湖、どこを見渡しても大きな山が連なっている景色のみでした。
娯楽やレストラン等何もなく、四六時中同僚との共同生活でした。
同じ場所で寝食を共にし働き、仕事の後は自然の中でアクティビティを楽しむ、という、そんな何気ない日々の中に小さな幸せをたくさん見つけることができました。
夜はよく大勢で一緒に料理をしてパーティーやキャンプファイヤーをしていましたが、国別パーティーがとても楽しかったです。
日本食を振舞ったときに友人たちが美味しいととても喜んでくれたことが印象に残っています。
冬は近くのスキーリゾートに週に何日も行き、どの季節でも自然の中での生活を存分に楽しめました。
周囲の山や湖も季節によって色彩が異なるので、同じ景色でも全く飽きることはありませんでした。
ワーホリを通じて得たもの
自分に自信が持てるようになりました。
日本で社会人をしていたころは、自身の選択に対して他人からの目線や意見が気になっていたことがよくありました。
カナダへ渡航し多くの人と出会い、その人たちから言われたことは「人生はあなた自身のものなのだから、もっと欲や自分の思いに正直になったほうがいい」です。
その言葉を聞き、せっかくカナダに来て今までとは違った経験ができるのだからやりたいことはすべてやり切ろうと思いました。
そこから自分の行動が変わり、それまで以上に積極的になり、いろいろなことに挑戦してきました。
自分で考えて行動した結果はたとえ願っていた結果でなくとも、自分の財産になると学びました。
常に良いことばかりではなかったですが、トライ&エラーを繰り返し、どんな時もどうしたら自分が思っている結果に近づくのか考えて行動できるようになりました。
キャリアへの影響については、カナダにいた時から次は別の国でワーホリをしたいと考えていたので、日本での就職は視野に入れていませんでした。
将来は英語を使って仕事をしたいと思っています。
語学力はワーホリの1年間で格段に伸びました。
ワーホリのビザに切り替える前、半年間語学学校に通いましたが、その当時は机に向かって勉強する時間も多く、目に見えて会話力やリスニング力が伸びたとは感じていませんでした。
ワーホリの期間は1年間日本人に1人も出会わなかったので、家族との連絡以外は全く日本語から離れ完全に英語環境でした。
それは自分の語学力向上にとても良い環境だったと思います。
語学学校で一生懸命勉強した基礎もあったからこそだと思います。
これからワーホリする人へ
準備で重要なことは書類集めや、日本での各種手続きです。
私が渡航した際にはワクチンの接種証明や、フライト72時間前のコロナ陰性照明などが必要でした。
ビザは留学エージェントを通して学生ビザの申し込みをしました。
最近では個人でエージェントを経営されている方をSNSを通じて見かけることも多いですが、よくレビューを見て担当の方と話をしてみて、それから決めることをお勧めします。
私は対面で2社、オンラインで3社話を聞き最終的にエージェントを決めました。
語学学生時、日本人でもみんなそれぞれ違ったエージェントでカナダに渡航していましたが、まれにエージェントのミスで授業の手配が間違っていたり、ホームステイや学生寮が手配されていなかったりなどの問題で大変そうな生徒を見かけました。
また入国時、空港でビザを受け取るのですが、私の友人がビザの期限が間違って発行されており、本人もその時には気づいておらず半年後にたまたまビザを確認して、期限が間違って発行されているということに気づいたというアクシデントがありました。
完全にカナダ側のミスだったのですが、空港でビザを受け取った瞬間に手続きを担当した人の前で、名前、入国日、ビザの期限、ビザの種類を確認してください。
持っていって良かったものは、ありきたりですが日本の乾燥食品です。
味噌汁やふりかけ、お出汁の粉末などよく使っていました。
住む場所によってはアジアンスーパーもたくさんあります。
カナダでは比較的日本のものは手に入りやすいと思います。
気を付けることは、カナダは安全な国と言われていますがそれでも日本と違うということを認識しておくことです。
特にカナダの場合マリファナが合法で認められているため、お店も普通に存在していますし、吸っている人もかなり多かったです。
バンクーバー、トロント、モントリオールなどの都会ではホームレスも多く、道路にごみが散らかっている光景もたくさん見ました。
夜の外出はなるべく大人数で、薄暗い路地や人気が無いところへは近づかない、貴重品から目を離さないことに気を付けてください。
やっておけばよかったという後悔はありません。
行ってしまえばどうにかなる、必要なものがあれば現地で調達できると思っていました。
やっておいてよかったことは貯金です。
お金は最低金額があればワーホリができますが、余裕があることに越したことはありません。
私の場合、社会人時代に計画的に貯金をしていたので、語学学校に通っていた際はアルバイトをせずに勉強に集中出来ましたし、ワーホリ期間もたくさん旅行に行くことができました。
今後海外に行ってみたいという気持ちが少しでもあるならば、少しでも早くから毎月一定額貯金を始めていたほうがいいです。
リアルな体験談、いかがでしたか? 「楽しそう、でも自分にできるかな…」 と不安になっていませんか?
その不安、正しい準備を行えば解消できます。さらに、海外生活で必要なスキルも身につきます。結果、ワーホリで後悔しない。
多くの先輩が実践した、後悔しないワーホリにするための具体的な準備は以下のふたつです。
【準備 ①:英語力を身につける】
なぜ多くの人がワーホリに不安を感じるのか?
理由はシンプルで英語での実戦経験がないからです。
そして、その不安は仕事探しや給料に直結します。
でも、安心してください。日本にいながら、最もコスパ良く英語での実戦経験を積む方法があります。
それが、外国人と毎日話せる「オンライン英会話」です。
通学型の1/10の費用で、あなたの都合の良い時間に集中トレーニングできる。
これは忙しい社会人にとって最強の勉強法です。
現地で「仕事が見つからない」自分になるか、「仕事を選べる」自分になるか。
その差は、今この瞬間の行動にかかっています。
ワーホリ前におすすめのオンライン英会話は以下の記事で徹底解説しています↓

【準備 ②:信頼できるエージェントを選ぶ】
ワーホリ準備は、ビザや航空券の手配など、やるべきことが山積み。
特に忙しい社会人にとって「時間」は何より貴重ですよね。
そんな時の強い味方が留学エージェント。
しかし、そのエージェント選びを間違えると、頼るはずが逆に遠回りになってしまうことも。
あなたのワーホリが成功するか、後悔に終わるか。その分かれ道は、エージェント選びにあると言っても過言ではありません。
手数料、サポート内容、そして最も重要なカウンセラーの質。何を見て、誰を信じればいいのか。
業界の闇をも知る筆者が、その後悔しない選び方を以下の記事で詳しく解説しています↓
