グルノーブル・28歳・まゆ

グルノーブル・28歳・まゆ
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プロフィール

名前まゆ
渡航先フランス・グルノーブル
渡航時の年齢28歳
渡航前の職業古民家宿の運営スタッフ
渡航資金200万円
渡航時の語学力英語: TOEIC 935
フランス語: 挨拶ができる程度の初心者レベル
渡航時の滞在方法ホームステイ
語学学校の期間3ヶ月


ワーホリのきっかけ

仲の良い友人たちがオーストラリアやニュージーランドでワーホリをしていて、楽しそうな話を聞くうちに、私も20代のうちに一度挑戦してみたいと思うようになりました。

また、海外で仕事をするという体験は、必ずしも楽しいことばかりではないだろうけれど、必ず自分の人生にとって良い経験になるだろうという確信があり、ワーホリというチャンスを逃してはいけないと感じたのも覚えています。

その上、それまで宿の仕事で朝から晩までお客様のために働き続けていた日々の中で、「次は自分のためにゆっくりと過ごす時間が欲しい」と感じるようになったのも理由の一つです。

仕事とホリデーの両方を楽しめるワーホリは、自分にぴったりだと思い、ワーホリへ行くことを決めました。


フランス・グルノーブルを選んだ理由

フランス・グルノーブルを選んだ理由

ワーホリに行く前に古民家宿のスタッフとして働いていたのですが、その宿がフランス人からとても人気で、日本にいながらフランス人と話せる機会が多くありました。

彼らのライフスタイルはとても興味深くて、例えば家族や自分の時間を大事にしているので、仕事が終わったら家にすぐ帰るし、飲みに行くとしても1杯さくっと行くだけと教えてくれました。

また、夏には一ヶ月間のバカンスを取って、ビーチでのんびり過ごしたり、冬には2週間のスキー旅行に行くなど、自由で豊かな時間の使い方が上手だなという印象を受けました。


私は「どうしてこうした価値観が育まれるのだろう?」と興味がわき、だったら実際にフランスへ行って、自分の目で確かめよう!と思い立ち、フランスへワーホリへ行くことに決めました。

最初は、フランス人の知り合いが住んでいたグルノーブルという町に滞在させてもらい、そこから私のフランス生活が始まりました。


渡航当初の様子

フランス生活を始めたばかりの頃、私は挨拶ができる程度のフランス語しか話せなかったので、買い物に行くだけでもとても緊張していました。

フランスでは毎週マルシェ(市場)が開かれ、生産者さんから新鮮な野菜や魚、チーズなどを直接買うことができるのですが、最初のうちは、値段を聞いたり会計をしたりするだけでもドキドキしていました。

ですが、毎週通ううちに、生産者の方々が私の顔を覚えてくれるようになり、「今日はこれがおすすめだよ」と声をかけてくれたり、野菜を買うとフルーツをおまけしてくれたりしました。

フランスという異国の土地で、自分のことを気にかけてくれる人がいる、そのことが嬉しく、安心感にもつながりました。


それ以来、マルシェに行くたびに、「先週買ったチーズ、おいしかったよ」や「この魚、どうやって調理すればいい?」など、たわいもない会話ができるようになり、もっと話したい、もっと聞き取れるようになりたいという気持ちが強くなりました。

フランス語を学ぶモチベーションも、そこから自然と生まれてきました。


ワーホリでの仕事

渡仏して最初の3ヶ月間は、グルノーブルのお弁当屋さんで働いていました。

「フランス掲示板」というオンラインの求人サイトで見つけ、当時の時給は11.65ユーロでした。主にレジを担当しており、昼の時間帯には長蛇の列ができるほどの人気店だったため、素早い対応が求められる仕事でした。

フランス語で金額を言うのが難しく、家でも必死に練習しながら、毎日なんとかレジをこなしていました。

常連さんの多いお店だったので、日が経つにつれて「接客やフランス語が上手になったね」と声をかけてもらえることもあり、自分の成長を実感できてとても嬉しかったです。


バイトを辞めた後は、Workawayというサービスを利用して、フランスの田舎にあるお宅にホームステイさせてもらいながら、アーティストの制作や畑仕事を手伝っていました。

その間、日本企業からの仕事をオンラインで請け負い、生活費をまかなっていました。フランス人家庭に滞在したことで、ワーホリで目指していた「フランス人の価値観の育まれ方」を間近で体験できました。

また、家庭料理をごちそうになったり、誕生日パーティーに参加させてもらったりと、貴重で素晴らしい経験ができました。


ワーホリでの最大の困難と克服方法

ワーホリで最も困難に感じたのは、友達を作ることでした。

学生時代に留学した経験があるのですが、その際にはクラスメイトや学生寮で出会った人たちと自然に交流が生まれ、楽しく過ごしていました。

しかし、ワーホリでは、自ら積極的に新しいコミュニティに飛び込まない限り、人と出会う機会がほとんどないという現実を痛感しました。


克服方法

フランスでヨガ教室

最初の頃は一人で家に引きこもりがちでしたが、「このままでは何も始まらない」と思い立ち、何か習い事を始めてみようと決意しました。

そこで見つけたのが、グルノーブルの街で開催されている英語のヨガ教室です。

毎週末に参加するようになり、少しずつ人とのつながりができてきました。

その後も、近所で開かれていた瞑想イベントや、木のかごバッグ作りのワークショップなどにも積極的に参加するようになり、地域の人たちとの交流が広がっていきました。


ワーホリでの一番の思い出

フランスで作品制作の手伝い

ホームステイ先では、リメイクアーティストのクレアという女性の作品制作を手伝っていました。

彼女のかわいらしい家は森の中にあり、その隣にはキャンピングカーが停められていて、そこが彼女の“お裁縫工場”でした。

毎朝クレアと一緒に歌いながらミシン作業をし、午後は森を散歩したり、暖炉のそばで編み物をしながらおしゃべりするのが日課でした。

手仕事が好きな私にとって、この滞在はまるで天国のような時間でした。


滞在したのがちょうどクリスマスの時期だったこともあり、クレアがクリスマスマーケットで帽子や手袋を販売する際には、その出店の手伝いもしました。

彼女が店を離れている間に、代わりにお客さんに商品を説明し、買ってもらえたときの嬉しさは今でも忘れられません。


ワーホリを通じて得たもの

フランスワーホリで得たもの

フランス人家族の家にホームステイしていたとき、「人生を楽しむ」という考え方について多くの話を聞かせてもらいました。

お金のために働くのではなく、自分の幸せのために働くこと。

長くバカンスを取るのも、自分の心が喜ぶことを大切にしているからだと知り、とても腑に落ちました。

私自身も、これからは「その選択が自分を幸せにするかどうか」を軸にして生きていきたいと強く思うようになりました。


また、1年間のワーホリ生活の中で、フランス語も上達しました。

日本に帰国した後、アフリカのギニア出身の方と出会い、フランス語で会話ができたときには感動を覚えました。

フランス語を学んだことで、フランス語圏の人々とつながれるようになったことは、自分にとって大きな成長でした。


これからワーホリする人へ

日本で普段使っている便利グッズは、持っていくととても重宝すると思います。

日本ほど、痒いところに手が届く商品が揃っている国はなかなかありません。

例えば、洗濯ネット、流せるトイレ掃除シート、固形洗剤、S字フックなど、私はフランスに遊びに来てくれた友人に日本から持ってきてもらいました。


また、語学はできるだけ日本である程度勉強してから渡航すると、現地でスムーズに生活に馴染めると思います。

とはいえ、「行きたい」と思ったそのタイミングが一番のチャンスです。

少しでもワーホリに興味が湧いた時点で、迷わずビザ申請をしてしまうのがおすすめです。

仮に思い描いていたようなワーホリの結果にならなかったとしても、「挑戦した」という経験だけで、すでに大きな成長だと思います。

だからこそ、私はワーホリに挑戦することを心からおすすめします。


ワーホリで後悔しないためのステップ

リアルな体験談、いかがでしたか? 「楽しそう、でも自分にできるかな…」 と不安になっていませんか?

その不安、正しい準備を行えば解消できます。さらに、海外生活で必要なスキルも身につきます。結果、ワーホリで後悔しない。

多くの先輩が実践した、後悔しないワーホリにするための具体的な準備は以下のふたつです。


【準備 ①:英語力を身につける】

なぜ多くの人がワーホリに不安を感じるのか?

理由はシンプルで英語での実戦経験がないからです。

そして、その不安は仕事探しや給料に直結します。


でも、安心してください。日本にいながら、最もコスパ良く英語での実戦経験を積む方法があります。

それが、外国人と毎日話せる「オンライン英会話」です。

通学型の1/10の費用で、あなたの都合の良い時間に集中トレーニングできる。

これは忙しい社会人にとって最強の勉強法です。


現地で「仕事が見つからない」自分になるか、「仕事を選べる」自分になるか。

その差は、今この瞬間の行動にかかっています。

ワーホリ前におすすめのオンライン英会話は以下の記事で徹底解説しています↓

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【準備 ②:信頼できるエージェントを選ぶ】

ワーホリ準備は、ビザや航空券の手配など、やるべきことが山積み。

特に忙しい社会人にとって「時間」は何より貴重ですよね。

そんな時の強い味方が留学エージェント。


しかし、そのエージェント選びを間違えると、頼るはずが逆に遠回りになってしまうことも。

あなたのワーホリが成功するか、後悔に終わるか。その分かれ道は、エージェント選びにあると言っても過言ではありません。

手数料、サポート内容、そして最も重要なカウンセラーの質。何を見て、誰を信じればいいのか。

業界の闇をも知る筆者が、その後悔しない選び方を以下の記事で詳しく解説しています↓

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