ダブリン・27歳・ほなみ

ダブリン・27歳・ほなみ
目次

プロフィール

名前ほなみ
渡航先アイルランド・ダブリン
渡航時の年齢27歳
渡航前の職業美容師
渡航資金150万円
渡航時の語学力中学レベルの英語力、スピーキングは単語でしか返せない
渡航時の滞在方法学生寮
語学学校の期間10週間


ワーホリのきっかけ

ワーホリを決めたきっかけは3つあります。

1つ目は経済的理由です。

日本で美容師をしていましたが、国家資格の割に労働時間が長く給料が安い状況でした。

一方、海外は時給がよくチップも貰えると聞き、日本人美容師は重宝されるという話も聞きました。

日本で働くより経済的に豊かになると考え、海外で働いてみたいと思うようになりました。


2つ目は姉の影響です。

姉が大学生の時に3ヶ月の短期留学をしていて、当時はかっこいいなと思っていました。

しかし「姉ができるなら私にもできるはず」という負けず嫌いな性格が発動。

姉よりも長く海外に滞在できるワーホリに挑戦したいという謎の自信が生まれました。


3つ目は、人と違うことがしたかったからです。

周りを見渡しても、海外一人旅やワーホリに行く人は誰もいませんでした。

新しいことに挑戦したい、という思いがワーホリ決断を後押ししました。


アイルランド・ダブリンを選んだ理由

アイルランド・ダブリンを選んだ理由

渡航先を選んだ理由は、ズバリ「旅がしやすい場所」だったからです。

もともと一人旅が好きで、ヨーロッパの雰囲気に魅力を感じていました。

ヨーロッパに行ってみたい国がたくさんありましたが、日本からは時間もお金もかかります。

そこで「ヨーロッパに拠点があれば、週末の弾丸旅行もできるのでは」と考え、ワーホリの渡航先はヨーロッパと決めました。


しかし、問題がありました。

ヨーロッパは国ごとに言語が異なり、英語も得意ではない私がフランスやドイツに行くのは難しい。

英語圏のイギリスは当時ビザ抽選の倍率が高く、確実に行けるかわかりませんでした。

そんな時、アイルランドも英語圏だと知りました。


日本ではマイナーな国でしたが、英語で生活でき、ヨーロッパ旅行の拠点になるアイルランドが最適だと思い、渡航先に決めました。

調べてみると、自然が豊かで過ごしやすい気候、フレンドリーな国民、訛りのある英語といった情報が出てきました。

アイルランドの英語は聞き取りづらいという情報も目にしましたが、そもそも英語が完璧ではない私にとっては、あまり関係ありませんでした。

実際に行ってみたらアイルランドの文化・歴史に興味がわき、立地だけでなく魅力がたくさんあると気づき大好きな国になりました。


渡航当初の様子

初めての海外長期滞在は、想像以上に大変でした。

英語も上手に話せず不安で、渡航して最初の3週間は毎日泣いて過ごしていました。


住居探しが最初の大きな試練でした。

当時ダブリンは住居不足が問題になっており、学生寮の契約が1ヶ月間だったため、早く家を見つけなければと焦りと不安でいっぱいでした。

最悪の場合、帰国することも考えていました。

しかし、いいご縁があり素敵なシェアハウスに巡り会え、その不安は消え去りました。

後から思えば、みんな何らかの形で家は見つかっていました。


心の転機は、語学学校のクラスメイトとの関わりから生まれました。

語学力が思うように伸びず落ち込んでいた私に、クラスメイトが優しく声をかけてくれました。

それなのに感謝の気持ちを伝えたくても伝えられない悔しさが、勉強のモチベーションになりました。


トルコ人の友人がピクニックに誘ってくれたことがきっかけで、考え方が変わりました。

それまで完璧な英語を話すことに必死でしたが、実は「伝えること」が大切だときづきました。

みんな英語を学びに語学学校に来ているのだから、完璧ではないのは当たり前。

間違えてもいい。その気づきから、心に余裕が生まれました。


家も仕事も見つかり、慣れてきたのは4ヶ月目でした。お気に入りのスーパーも見つかり、生活が安定すると、旅のことを考える余裕も出てきました。


ワーホリでの仕事

ダブリンの美容室

日本人が経営するヘアサロンで働きました。

英語力に自信がなかったので、日系の店舗で働けたのは心強かったです。

渡航前にブログでダブリンに新しくオープンしたヘアサロンを見つけ、これはチャンスだと思いました。

渡航してすぐにCV(履歴書)を持って店舗に行き、運よく採用してもらえました。


仕事の現実は想像以上に大変でした。お客様の7割が海外の方で、英語でのコミュニケーションの難しさに心が折れることは日常茶飯事。

流行のヘアスタイルや髪質も国籍によって全く異なり、毎日が勉強でした。

アイルランド初の日本人サロンということもあり、日本のお客様も他の都市から3時間かけて来てくれました。

その分、日本では感じたことのないプレッシャーもありました。

困った時は、他の日本人スタッフに通訳をしてもらったり、慣れない薬剤を使う施術ではアドバイスをもらいながら働いていました。


やりがいを感じたのは、日本で当たり前のサービスが海外のお客様にすごく喜んでもらえたこと。

日本文化を好きになってくれて、このサロンを選んでくれるお客様もいました。

アイルランドにはチップ文化がありませんでしたが、くれる人もいて、自分の頑張りを認めてもらえたという実感がありました。


ワーホリでの最大の困難と克服方法

私にとって最大の困難は、食でした。

ワーホリに行くまで、自分がこんなに日本食好きだとは気づきませんでした。

ダブリンにも日本食屋はありましたが、値段は高いのに「何か違う…」と感じることばかり。


克服方法

そこで気づいたのは、好みでない料理に高い金額を払うくらいなら、アジアンマーケットで日本の調味料を買って自炊した方が節約にもなり、満足度も高いということでした。

料理は苦手でしたが、美味しいものが食べたいという一心で、試行錯誤しながら日本食を作っていました。

米はフライパンで炊く方法を習得し、鮭フレークを手作りしたり、生のごまを炒るなんて経験もしました。


手に入るものが限られている状況に陥ると、あるもので工夫して生活できるようになったのです。

この経験を通じて、日本の食文化の素晴らしさを改めて実感しました。

ラーメンチェーン店やファミレスのあの美味しいクオリティで手軽な金額は、本当に最高です。

今思えば、あの日常的な食環境こそが、日本食文化の本質なのだと感じています。


ワーホリでの一番の思い出

ワーホリでの一番の思い出は、ヨーロッパ各国を旅できたことです。

ワーホリ中に稼いだお金は全て旅行に注ぎ込み、19カ国29都市を巡ることができました。


ヨーロッパに拠点があると、旅行が驚くほど身近になります。

日本からだったら行くのが大変な国も、飛行機で2時間もあれば着きます。

LCCを使えば格安で移動でき、3日休みを取るだけで他の国を思いっきり楽しめました。

バックパック1つで身軽に旅ができ、節約旅行でしたのでドミトリーに滞在することが多かったのですが、世界中の旅行者と仲良くなれました。

私のつたない英語でも、楽しく会話ができたので英語を勉強してよかったと改めて思いました。


アイルランドだけでなく、様々な国の文化を知ることができました。

それまで漠然と「ヨーロッパの雰囲気が好き」と思っていましたが、実際に各国を巡ると、建築様式も文化も国ごとに全く異なり、視野が大きく広がりました。

「世界はこんなにも広くて素敵なものがたくさんあるのに、なぜ今まで行かなかったのだろう」という思いが溢れ、もっと世界を見たいという気持ちが強くなりました。


現地に行った人にしかわからない空気感、静けさ、空が広がる感覚。写真では決して伝わらない体験がそこにありました。

まさに「百聞は一見にしかず」。

この感動は、日本にいたら絶対に味わえなかったものです。

ワーホリで得た旅の経験と感動は、私の一生の宝物になりました。


ワーホリを通じて得たもの

ワーホリを通じて、生活のあり方が大きく変わりました。

スーツケース1つという限られた環境に身を置いたことで、実は必要最低限のもので十分に生活できることに気づきました。

日本では「可愛い」「便利」という理由でモノに囲まれていましたが、海外生活ではそうもいきません。

洋服も日本の流行とは違い、体にフィットしたデザインが多く、欲しいものがそもそもない。

その結果、物欲が減り、モノではなく体験や人間関係にお金を使うようになりました。


友人との過ごし方も変わりました。

日本ではご飯に行く、遊びに行くなど、何かをしながら関係を深めていました。

一方、海外では公園でピクニックをして、芝生の上でただ語り合う時間が増えました。

こうした経験を通じて、人生に本当に必要なものが何かを改めて考えるようになりました。

ワーホリで得た「シンプルな生活」という価値観は、帰国後の人生にも大きな影響を与えています。


これからワーホリする人へ

ダブリンのテンプルバー

これからワーホリに行く人へのアドバイスが3つあります。

1つ目は英語の勉強です。

SNSでは「英語力ゼロでも行きました!」という投稿を見かけますが、やはり理解できるに越したことはありません。

文法はともかく、単語をたくさん知っているのは本当に強いです。

何を言われているか理解できなければ、YESやNOで答えることもできません。

リスニング力も同様に重要です。


2つ目はお金です。

十分な貯金があると、心の余裕が生まれます。

私はギリギリの貯金で行ってしまったため、常に不安を抱えていました。

最低でも数ヶ月分の家賃が払える程度の貯金があると、精神的な安定につながります。


3つ目は、日本人としての誇りを持ち、恥じない行動をすることです。

旅先で「日本人」と言うと、相手は喜んで優しく接してくれることが多いです。

こうした優しい反応は、先人たちのいい行いがあってこそ。

これからワーホリに行く人にも同じ体験をしてほしいから、自分たちも日本人として誇りある行動をして欲しいです。


ワーホリで後悔しないためのステップ

リアルな体験談、いかがでしたか? 「楽しそう、でも自分にできるかな…」 と不安になっていませんか?

その不安、正しい準備を行えば解消できます。さらに、海外生活で必要なスキルも身につきます。結果、ワーホリで後悔しない。

多くの先輩が実践した、後悔しないワーホリにするための具体的な準備は以下のふたつです。


【準備 ①:英語力を身につける】

なぜ多くの人がワーホリに不安を感じるのか?

理由はシンプルで英語での実戦経験がないからです。

そして、その不安は仕事探しや給料に直結します。


でも、安心してください。日本にいながら、最もコスパ良く英語での実戦経験を積む方法があります。

それが、外国人と毎日話せる「オンライン英会話」です。

通学型の1/10の費用で、あなたの都合の良い時間に集中トレーニングできる。

これは忙しい社会人にとって最強の勉強法です。


現地で「仕事が見つからない」自分になるか、「仕事を選べる」自分になるか。

その差は、今この瞬間の行動にかかっています。

ワーホリ前におすすめのオンライン英会話は以下の記事で徹底解説しています↓

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【準備 ②:信頼できるエージェントを選ぶ】

ワーホリ準備は、ビザや航空券の手配など、やるべきことが山積み。

特に忙しい社会人にとって「時間」は何より貴重ですよね。

そんな時の強い味方が留学エージェント。


しかし、そのエージェント選びを間違えると、頼るはずが逆に遠回りになってしまうことも。

あなたのワーホリが成功するか、後悔に終わるか。その分かれ道は、エージェント選びにあると言っても過言ではありません。

手数料、サポート内容、そして最も重要なカウンセラーの質。何を見て、誰を信じればいいのか。

業界の闇をも知る筆者が、その後悔しない選び方を以下の記事で詳しく解説しています↓

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