プロフィール
名前 | かおり |
渡航先 | ニュージーランド・オークランド |
渡航時の年齢 | 31歳 |
渡航前の職業 | カフェ店員 |
渡航資金 | 100万円 |
渡航時の語学力 | 日常会話は問題なし、専門的な分野の話もある程度理解できる |
渡航時の滞在方法 | スタッフアコモデーション |
語学学校の期間 | なし |
ワーホリのきっかけ
ワーホリラストチャンスの年齢だったからです。
オーストラリアの前に、カナダでワーホリをしていました。
その際もっとほかの世界を見たい、海外で働いて経験を積みたい、いろんな人に出会ってみたい、と思うようになりました。
カナダに滞在していたころ、職場で現在のパートナーと出会ったのですが、お互いどちらかの国(日本とカナダ)に滞在するにしても、短期滞在しかできないこと、パートナービザの取得には時間がかかることから、一緒にワーホリをしようという結論に至りました。
ワーホリのビザは比較的早く取得できるので、一緒に生活したい私たちには良い選択だったと思います。
またそれ以前にすでに私は次のワーホリのことを視野に入れていたこと、パートナーはワーホリの制度は知っており興味はあったものの、実際にワーホリをしたことがなかったこともあり、お互い割と早く納得して決まりました。
ニュージーランド・オークランドを選んだ理由
最終的な決め手は手つかずの自然がたくさんあること、温暖な気候であることの2点です。
2か国目のワーホリについて考え始めていたころは、ヨーロッパのどこかの国に行きたいと思っていました。
実際に日本に帰国してから一人でヨーロッパを2か月間旅行し、大都会から自然豊かな田舎町まで多くの都市を訪れました。
その際、私にとってヨーロッパは旅行にはとても良かったのですが、住むのは少し違うなと感じました。
カナダに滞在していたとき、世界各国の多くの友人から「自然にどっぷりつかりたいなら、絶対にニュージーランドが良い」とよく聞いていました。
いろいろと調べ、「カナダと似ているな」と感じていたのですが、いたるところにハイキングコースがあり、山も海も湖もとてもきれいで、冬も寒すぎない気候とのことだったので、ニュージーランドに決めました。
渡航当初の様子
カナダでのワーホリ経験があったので、不安などはなく何かあってもどうにかなると思っていました。
またカナダは日本と16時間の時差があったので家族ととても距離があるように感じていましたが、ニュージーランドとは時差がわずか4時間なので家族にもすぐに連絡が取れるし大丈夫だろうと考えていました。
ニュージーランドの北島、オークランドに到着し、初めの1週間で銀行の口座開設、車の購入やそれらにかかわる手続きをしました。
そして2週目からは仕事が始まったので、そのころには現地での生活に慣れてきていたと思います。
ネットで調べたり、現地の人にわからないことを聞いたりしていました。
やはり現地の人の話が1番頼りになります。環境はカナダと似ていると思います。
人が本当に優しいです。突然見知らぬ人と出会っても、前から友人だったのかというほど打ち解けてその場で数分話し込むという場面によく遭遇します。
田舎の地域に行くほど、よりフレンドリーなひとが多い気がします。
ワーホリでの仕事
初めの2週間はブルーベリーファームで働きました。
日本にいる時からアプライをし、面接なしで採用になったのですが、仕事内容はとてもきつかったです。
炎天下の中で8時間草抜き、4時間の休憩なし残業の日など多々あり、1か月働く予定でしたが2週間で辞めました。
その時の時給は23NZDでした。
スタッフアコモデーションは週に320NZD(2人分)で一部屋とキッチン、トイレ、シャワーは共同でした。
その後はHelpX(WWOOFに似ている)というサイトからホストを探し、ノースオークランドのオマハという場所に3週間滞在しました。
オマハは別荘地でもあり、オークランドからホリデーで来ている富裕層の人が多かったです。
HelpXとは、1日3,4時間働き、その代わりに食事と滞在は無料という、手が必要なオーナー(ホスト)とバックパッカーを繋ぐようなサイトです。
オーナーと毎朝、ガーデニングや塗装、家の修理など、主にDIYを一緒に行い、食事は毎回私たちが作りました。
もちろん給料は発生しませんが、食費も家賃もかかりません。
毎週土曜にオーナーと一緒に買い物に行き1週間分の食材の買い出しをします。
オマハでの生活は、時間やルールにとらわれずとてもゆったりとした時間でした。
ニュージーランドへ渡航してきてから手続き関連、その後すぐに仕事が始まり毎日忙しかったので、オマハで観光やリフレッシュもできてとても良い時間でした。
そしていろいろなイベントへ参加し現地の人ともたくさん出会うことができました。
ワーホリでの最大の困難と克服方法
精神面での困難はありません。
カナダでワーホリした時と同じで楽しみな気持ちでした。
オークランドに到着してから、車を購入しましたがその手続きや購入までのプロセスが大変でした。
Facebookのマーケットプレイスをはじめ多くの車購入サイトをチェックし、20件ほどメッセージを送り返信が来たのは4件、直接売り手と面会できたのは2件でした。
私が渡航した時期は夏が始まるころで多くの人が(ワーホリの人など)ニュージーランドに入国していたと思います。
そのため車の売り手がサイトに情報を提示してもすぐに買い手が決まり、見学や試乗にもたどり着けずなかなか自分たちの希望の車種が見つかりませんでした。
克服方法
私たちはキャンパーバンに絞って探していたので通常よりも時間がかかったのだと思います。
購入後も車の持ち主の変更登録や、保険など時間もお金もかかりました。
ですが、最終的には希望のものを購入できたので良かったです。
ワーホリでの一番の思い出

Swap Meetというイベントに参加したこととキャンパーバンで北島から南島まで1週間かけてロードトリップをしたことです。
Swap Meetとは自分たちの畑で作った野菜や果物を他の人たちと交換するというイベントです。
このイベントはオマハにいた時に参加しました。
私は当時HelpXのオーナー宅に滞在しており一緒に参加したのですが、彼らの家で作っている多くの野菜を持参しました。
30人ほど地元民が集まり、初めに自己紹介などをしてそのあと各自持ってきているものを交換するという内容でした。
野菜や果物のほか、花や自家製のジャム、ドレッシングなど多くのオリジナルのものがありました。
このイベントを主催している家族が、軽食を用意してくれ、いろいろな人と話す機会がありました。
ニュージーランドでは自給自足をしている家族がとても多く、ごみを出さないように工夫するなど環境に配慮したライフスタイルを実現している人が多いと、この会に参加して感じました。
ロードトリップでは、北島の国立公園でハイキングをしたり滝を見に行ったりしました。
毎日数時間ドライブを少しずつ南下しながら、自然の中での生活を満喫できました。
車中での寝泊まりや料理などもニュージーランドで初めて経験することだったので楽しかったです。
5日間ほとんどSNS等から離れた生活で、携帯があることの便利さに気づくと同時に自分自身についてゆっくりと考え向き合う時間にもなり良かったです。
ワーホリを通じて得たもの

自立心と向上心がさらに強くなったと思います。
カナダでワーホリをしていたころどんなときも多くの友達が周りにいて、私自身の英会話スキルも今より高くなかったことから、助けてもらえる環境が当たり前でした。
ニュージーランドでは、以前より自分で考えて行動したり、発言するようになったと思います。
仕事の見つけ方、現地での手続き、車の購入など、入国してからいろいろな手続きをしてきましたが、今はどんな情報もネットで調べればすぐに解決できますし、自分で問題を解決することで次はこうしたらもっと良いなど改善にも気づくことができます。
今後はこれまでと逆で、困っている人を助けられるような人になりたいです。
これからワーホリする人へ
私の場合ニュージーランドのビザは申請後、2日後に承認の通知が来たのですが人によっては1,2か月かかる人もいるようです。
申請は早いに越したことはないと思うので、予定があるならば早めの申請がおすすめです。
また航空券に関してですが、航空会社のレビューなどをはじめにチェックしてから購入したほうがいいです。
私は本来10月頭に渡航予定でしたが飛行機が4日前に急遽キャンセルになり、代わりの飛行機に乗るためにも追加料金が必要とのことで、やむなく時期をずらしました。
もともと購入していた航空券は中国のLCCでした。
すべてそうとは限らないですが、LCCは頻繁にキャンセルになるとその時知ったので、航空券はいろいろと調べて購入したほうがいいです。