プロフィール
名前 | あかね |
渡航先 | イギリス・スコットランド |
渡航時の年齢 | 31歳 |
渡航前の職業 | TV局の番組ディレクター |
渡航資金 | 100万円 |
渡航時の語学力 | TOEIC905点 |
渡航時の滞在方法 | ホテル(住み込み) |
語学学校の期間 | なし |
ワーホリのきっかけ
既にオーストラリアでのワーホリを2年経験した後のことです。
ある程度行きたい場所、やりたい業界での仕事を一通り体験してみたので次は英語の本場、イギリスで自分を試してみたい!と思いました。
当時イギリスのワーホリビザ(YMS)は抽選制から先着制に切り替わった直後だったので、これはチャンスだ!とビザをとりました。
実はワーホリビザの年齢制限ギリギリの年だったので、カナダとニュージーランドのビザも同時進行で取得していたのですが、ヨーロッパに近く、滞在中により多くの場所に旅行ができるのではないかなという期待を持って、結局イギリスのビザを使うことにしました。
イギリス・スコットランドを選んだ理由

渡航先は最初は全く決めていませんでした。
オーストラリアでのワーホリの経験から都市よりも田舎が好きなことはわかっていたので、湖水地方かスコットランドがいいなぁとぼんやり思いながら仕事を探し始めました。
日本にいる間にFacebook経由でなんとなく仕事を探し始めたら偶然にもすぐにでも人手が欲しいという住み込みの仕事を見つけることができたので、スコットランドの中でもハイランドと呼ばれるイギリスの地図でも北に位置するスコットランド、アップルクロスという小さな街でハウスキーピングの仕事につきました。
仕事探しは観光業ならばハイシーズンと呼ばれる5月〜10月末までの間であればかなり簡単に見つけることができると思います。
渡航当初の様子
物価が高くて生活が大変と聞いていたので最初は何を買うにも恐々と買い物に出掛けていました。
確かに外食は日本でいうファストフードでも4、5千円はザラにかかってしまうような感覚でした。
オーストラリアでも慣れていたので基本的には自炊、味噌の顆粒や一部の調味料はあらかじめ持ってきていたので苦労はあまりなかったように思います。
ただ、オーストラリアとの違いは日本で食べるようなお米の値段がかなり高いことです。
オーストラリアだと1kg4ドル(約400円)程度だったのがイギリスだと8ポンド(約1600円)のお店もありました。
その代わりパンやパスタは1ポンド(約200円)程度で500gと安かったのでご飯は良いことがあった時だけ食べるような形にしていました。
ワーホリでの仕事

ホテルで住み込みのハウスキーピングをしていました。
時給は12ポンドで監督役になると+1ポンド時給が上がります。
掃除をしたりベッドメイキングをしたり、お客さんの案内をしたりといった仕事を週に30時間ほどしていました。
この職場の良いところはシーズン終わりにボーナスが出たことです。
今まで働いてきて他にバイトでボーナスが出た職場はなかったので驚きました。
オーストラリアでも同様の形で働いたことがあったので特に苦労はしませんでした。
同僚はオーストラリアやフランス、イングランドから旅しつつ働きに来た同年代の子達だったので、仕事終わりにはパブにご飯を食べに行ったり、近くの山にハイキングに行ったり、日本でいう盆踊りのような地元のダンスのイベントに行ったりと割とよく遊んでいて退屈しなかったです。
ワーホリでの最大の困難と克服方法
とにかく宿にエレベーターがないことが多いです。
私は背負えるようにストラップのついたキャリーケースで渡航していたのですが、ロンドンの宿からスコットランドの宿までほとんど古い建物で(安いドミトリー形式の宿ばかりに泊まっていたこともあり…)90%はどんなに高い建物でも階段のみでした。
一度スコットランドの宿では3階の部屋で(イギリスではグランドフロア+階数となっています)4階分、荷物を引っ張り上げるのに時間と体力を持っていかれました。
スーツケースで来ていたらと思うと、荷物を部屋に運び込むことすらできなかったのではとゾッとしています。
克服方法
一時的な場所でも住む場所を選ぶ際にはエレベーターが完備か確認するといいかもれません。
予防策としてバックパックか背負える形の荷物を持っていくことをお勧めします。
ワーホリでの一番の思い出
同僚と毎週のように出掛けていたイベントが本当に素敵でした。
アップルクロスではイベント毎が盛んで、パブや屋外イベントでスコットランドの伝統音楽を聞く機会が沢山ありました。
お馴染みの曲がかかると、狭いお店の中でもみんなが踊ったり手拍子をしたり、エールを片手に楽しむ姿はまるでファンタジーの世界に迷い込んだようで、「これぞ、スコットランド」な雰囲気が大好きになりました。
アップルクロスにはあまりアジア系の人すらいなくて、私以外はみんな英語が母国語の人たちばかりだったので、こうした交流の中でかなり英語力が磨かれていたと思います。
ネイティブ同士の会話はまだまだ聞き取れないことも多いですが、触れる機会が多いことは大切かもしれません。
ワーホリを通じて得たもの
オーストラリアにいるときには同じ海外から出稼ぎに来たアジア系の人たちと過ごす時間が多かったのですが、イギリスでのお仕事ではヨーロッパからの出稼ぎや地元の若いひとたちがバイトしに来ているケースが多く、前よりも難しいテーマについてよりちゃんと会話をする時間が多かったと感じています。
一回、ラウンジでお茶をしているときに日本の死刑制度とその賛否について問われてかなり戸惑いました。
また、イギリスやヨーロッパの観光地は歴史的な意味を持っているものが多いので、余暇の時間に歴史について学び始めてそのことを皆で話してみたり、長く住んでいる人に聞いてみたりと働く上で必要な英語以上の会話が英語でできるようになってきたのは大きな成長だと思います。
これからワーホリする人へ
イギリスでのワーホリで重要なのはいかに早く収入を得始めることができるか、だと思います。
やはり物価が高いのでのんびりと仕事を探していると貯金がかなり削られます。
家賃も非常に高い場所が多いそうなのでそこを抑えることも一つ大きなポイントになると思います。
あとはイギリスはロンドンのあるイングランド以外にもスコットランド、アイルランド、ウェールズなどいくつかの地域に別れているのですが、それぞれがとても強い訛りを持っています。
聞き取れない、何を言っているのかわからないことも割とありますが、地元の人たちでも難しい場合があるそうなので焦らずに、怖がらずに聞き続けて話続けてみると案外わかるようになりますw
素敵なワーホリ生活を過ごしてください!!