プロフィール
名前 | えりな |
渡航先 | ニュージーランド・オークランド |
渡航時の年齢 | 27歳 |
渡航前の職業 | 飲食店 |
渡航資金 | 90万円 |
渡航時の語学力 | とりあえずYESといってしまうレベル |
渡航時の滞在方法 | バックパッカーズホステル |
語学学校の期間 | フィリピンのセブにて2ヶ月間 |
ワーホリのきっかけ
元々、英語が大の苦手で、一般動詞とBe動詞ですらわからず、高校時代は赤点をとるほどでした。
そんな私が海外に興味を持ったのは大学生の時です。
学校のプログラムでイギリスに行き、2週間だけ現地で生活してみて、日本との文化や雰囲気の違いに驚き、いつか海外で英語を使って仕事をしてみたいなと思ってました。
しかし、大学卒業後、コロナの影響もあり、なかなか勇気を出せずに数年が経ちました。
コロナが落ち着いた頃、PUBでバイトをしていたので海外の方と話す機会が少しありましたが、自分が全然話せないことを実感し、もっと英語ができるようなりたいと思い、再び、大学生の頃に抱いていた気持ちに火がつきました。
そして、自分のやりたかったことに挑戦できずになんとなく生活し続けていくのは嫌だと思い、ワーホリにいく決心をしました。
ニュージーランド・オークランドを選んだ理由

私がニュージーランドを選んだ理由は私の周りにニュージーランドをワーホリに選ぶ人がいなかったから!(笑)
私は英語がスラスラ話せる訳ではないので、オーストラリアで仕事を探すのは難易度が高そうだなとなんとなく感じました。
あとは単に自然が好きで羊を見ながらのんびり生活したいなと思ったからです。
そして、ニュージーランドの南島にあるテカポ湖にどうしても行きたかったからです。
星空がとても綺麗と言われている場所で冬の時期の方が綺麗に見えると聞いていたので、仕事が見つけにくいと言われる冬にわざわざ渡航しました。
その後、南島で仕事を探そうとしましたが、冬のニュージーランドの南島は北海道並みに寒かったのでそれに耐えられず、オークランドに戻り、仕事探しをしました。
渡航当初の様子
渡航当初、英語が伝わるかドキドキしてましたが、とりあえずなんとかなるだろうという精神でした。
最初に宿泊していたホステルに日本人の方がワーホリで働いていたので、一安心。
そして、一番大変だったことは仕事探しです。
求人情報を毎日2回はみてチェックして情報が出たら即応募してました。
日本で飲食店で働いていた経験もあったので応募したら連絡がくる確率が高かったと思いますが、電話での連絡やオンライン面接はとても苦労しました。
機械越しの英語を聞き取るのがとても難易度高く、何度も聞き返し、結局は英語話せないなら採用できないと何度も断られました。
やっと見つかった仕事は半分日本人、もう半分は他の国籍の人が働いていたので、少しずつ英語に慣れていきました。
私は渡航して最初の1ヶ月は旅行し、そのあと仕事を見つけたので、渡航して2ヶ月くらいの9月ぐらいから現地での生活に慣れてきました。
ワーホリでの仕事

私はフードコートにある飲食店でパスタやピザを作る仕事をしました。
NZdaisukiというニュージーランドに住む日本人が一度は絶対みるようなサイトでたまたま新規オープンの求人を見つけ、応募。時給は最低時給の23.50ドル。
日本円にして約2050円くらいです。
ニュージーランドはカード払いが主流のため機械でとることがほとんど。
基本、お客さんと話すことはあまりないのですが、たまに現金払いをする人や質問されたときに英語を話しました。
最初の頃、お客さんが何を言っているのか聞き取ることができず混乱してましたが、BOSSがlid=フタという意味と紙に書いて教えてくれて、少しずつお客さんの言っていることを理解していき、聞き取れないときはBOSSの横で会話を聞きながらオーダーの取り方や質問の答え方などを学んでいきました。
とにかくメニューをみている人がいたら、「Hello!」って話しかけたりして英語を話す機会をつくるようBOSSからアドバイスをいただきました。
ショッピングモールの中だったので毎日、顔を合わせる人も多く、フレンドリーな人が多い印象でした。
ワーホリでの最大の困難と克服方法
ワーホリでの最大の困難は「英語を話す機会の作り方」です。
私の場合、現地での語学学校に行ってないため、日本人の友達もほとんどいなくて、ましてや英語を話す友達もいなくて、最初の頃、家にいるか周辺を散歩するかしてました。
克服方法
せっかく海外にきているのに、これでは英語を話せるようにならないと思ったので、とにかく「外国人の友達を作るには」とネットで調べて、HelloTalkを使ってみることに。
ニュージーランドに住んでいる人と何人か英語でやりとりして、カフェで会って英語で会話したりしました。
アプリ以外にもMeet upという言語交流の場もありました。
現地の人と仲良くなると、観光地ではないオススメの場所を教えてもらったり、連れて行ってもらったりするので充実した生活を送ることができました。
会話を続けることで、表現方法を真似したりして英語を覚えていくことができました。
ワーホリでの一番の思い出

私の1番の思い出は念願のテカポ湖を訪れたことです。
テカポ湖はクライストチャーチという街から長距離移動バスで片道3.5時間をかけて行ける場所で、観光地として人気で宿泊費も高いため、天気予報を見ながら確実に晴れそうな日を選んで予約するのをおすすめします。
私はバスでの一人旅だったので、昼間はテカポ湖の隣にあるMount Johnという小さな山にハイキングに行きました。
ハイキングコースのような道でしたが、冬のため人影もなく、引き返すか迷いましたが、雪の結晶や野うさぎを見つけると、どんどん自然への好奇心の方が高まり、気づいたら2時間ほど歩いてました。
頂上には、なんとも言えない素敵な景色が広がっていました。青い湖に雪山が反射してとても綺麗で、昼間のテカポ湖の姿がこんなにも綺麗だったことに驚きでした。
そして、いよいよ真夜中、外に出てみると、街灯一つもなく真っ暗な暗闇の中、空には満天の星空が広がってました。
今まで見た星空の中で1番綺麗で、ニュージーランドに来てよかったなと心の底から思った瞬間でした。
ワーホリを通じて得たもの
ワーキングホリデーを通して私はお金と時間の価値観が変化しました。
日本にいた頃の私は、趣味もなかったのでは暇な時間が嫌いで、バイトを掛け持ちして、朝から深夜まで働き毎日15時間労働をしてお金を稼ぐのが当たり前の生活でした。
しかし、ワーホリに来てからは週30時間程度の仕事なので、時間に余裕ができました。
かけもちしようかなと悩んでいる時にインド人から言われた言葉が突き刺さりました。
「仕事ばかりしてお金を稼いでも死んだらお金は持っていけないよ。今、人生を楽しまなきゃ!」そう言われて、はっとなりました。
ニュージーランドの人々は朝6時台からカフェで朝食をとっていたり、夕方には公園で散歩している家族を見かけたりと、ゆったりとした時間が流れています。
家族やひとりの時間を大切にしている光景をみると、私も心が穏やかになります。
仕事に追われ、時間に追われていた頃には目に入らなかったものにニュージーランドでは気づくことができました。
自分に向き合う時間を得られたことで、今後の時間の使い方、人生の楽しみ方についてより考え方が深まりました。
これからワーホリする人へ
正直、行ってしまえばなんとかなると言いたいことですが、早く仕事に就きたいという人であれば、ワーホリ行く前に下調べをしっかりしておくことをおすすめします。
日本にいる間に銀行口座の申請や求人探し、応募までできます。
着いてからすぐに面接して働くこともできるので早く働きたい人にはオススメです。
また、たいていのものはNZでも買うことができるので衣類や日用品などは必要以上に持って行かなくても大丈夫です。
準備で絶対いると思ったのは国際免許証です。
オークランド市内はバスが通っているので便利ですが、郊外に行くと車がないと不便です。
さらに車を買った方が移動範囲が広くなるので、仕事探しの幅も広がります。
また、真冬に渡航してしまった私が思うのは、春に入る9月ごろから暖かくなり、生活しやすくなるのでこの時期の渡航が良いかと思いました。
この時期に求人も増えてきます。
逆に7.8月は冬でどの店も閑散期なので本当に仕事探しが大変です。
下調べや準備は余裕を持って行なった方が良いです。