プロフィール
名前 | あや |
渡航先 | オーストラリア・メルボルン |
渡航時の年齢 | 27歳 |
渡航前の職業 | 看護師 |
渡航資金 | 200万円 |
渡航時の語学力 | 日常会話レベル |
渡航時の滞在方法 | 学生レジデンス |
語学学校の期間 | 2ヵ月 |
ワーホリのきっかけ
看護師の仕事をする前は国際保健に関する勉強をしていました。
コロナ禍もあり、想像していた学生生活と異なり、特に海外で研究活動をする事は不可能でした。
卒業後看護師として就職をして、海外から日本に働きにくる同僚の方と知り合う事になりました。
他国で働く姿を実際見ると、大変な面を知ると同時にかっこよく見えました。
いろんな経験をしている人は視野が広く、話していて学ぶ事が多かったです。
看護師として働きながら海外に住んでみたい気持ちがどんどん高まり、充分な貯金を用意できた時に、年齢的にワーホリ制度が利用できたのでワーホリを選びました。
また幼馴染に挑戦したい旨を伝えると、幼馴染も一緒に挑戦してくれると言ってくれたので、それが大きな後押しとなりました。
オーストラリア・メルボルンを選んだ理由

まず英語を学びたい事から、英語圏の国に絞りました。
学生の時にアデレード出身の先生と出会い、オーストラリアに関する話を聞く機会があり、その方の考え方にも感銘を受けていたため、オーストラリアに行ってみたい気持ちがありました。
最終的に、日本と時差が少ない事と季節が真逆な面も魅力に感じてオーストラリアを選びました。
その次にシドニーとメルボルンで悩みました。私は都会の生活に疲れる事が多く、住むならシドニーよりメルボルンの方が良いかなと思っていました。
また、散歩や美術館巡りが好きで、メルボルンの方が行きたい所が多かったです。
他にもバケットリストにフィリップ島のペンギンを見る事をあげていたので、人生で行きたいと思っている所にせっかくだから行こうと選びました。
渡航当初の様子
仕事を辞めてすぐではなく退職したから3か月後に渡航する事にしたのですが、日本での失業保険や社会保障について調べるのが大変で、自分は日本の制度について全く知らずに生きてきたなと痛感しました。
色々調べて手続きに行くことが多く、オーストラリアに行く前までも、年金の手続きに追われていました。
とはいえ無事渡航でき、私は有難い事にオーストラリアへ幼馴染と一緒に来たので、渡航後に寂しく感じる事は少なかったです。
本当は日本のエージェントより、提携している現地エージェントのサポートを受けられると聞いたのですが、現地エージェントに問い合わせても返事は来なかったです。
そのためfacebookで出来た日本人の友達に必要な手続きに関して全て手取り足取り面倒みてもらい、困る事なく到着後1週間で生活の準備は整えました。
メルボルン市内もコンパクトであり1か月でCBD内の観光スポットは制覇できました。
2か月目には慣れてきました。
ワーホリでの仕事
住んでいる学生レジデンスにクリーナーの募集要項があり応募して採用となりました。
もう一つのクリーナーの仕事はクラスメイトの紹介で決まりました。
時給は残念ながらレジデンスのクリーナーは最低賃金以下でした。
そこで初めてこの国の給料制度を知り、自分なりに上司に交渉して最低賃金になりました。
しかし土日は平日と変わらない給料であるため、平日に仕事を変えてほしいと交渉していますが、会社の事情があり難しい現状です。
仕事がもらえて有難い気持ちもあるのですが、優しい日本人は文句を言わず働いてくれると勘違いされること良くあるので、自分で正しい情報を調べて、不満に対して声をあげるようになりました。
得たものはレジデンスの利用者とのつながりです。
皆挑戦してオーストラリアに来て、悩み事などもある時に自分が相談に乗れる立場になれて、嬉しく感じます。
また、レジデンスを退居後も会える繋がりができたことも貴重な財産です。
ワーホリでの最大の困難と克服方法
今感じているのは食に関しての困難です。
物価も高いので外食は日本の倍ぐらいします。
しかも味が想像できない初めて見る食べ物も多いので、自分好みのお店を見つけるまで時間がかかりました。
お肉や魚も高く食材を買うのも一苦労です。
有難い事にアジアンスーパーがあるので、値段は高いですが、馴染みの味を手に入れる事ができます。
しかし、疲れた時にふらっと入れる焼鳥屋、牛丼屋などが無く悲しいです。
未だにお気に入りの店を探すのに苦労しています。
また、良い職場を探すのに困難を感じています。
日本でも言われているように、仕事を見つけるのは難しく、良い職場に出会えるのはもっと難しさを感じます。
克服方法
自分の足で探したり、人に聞いたりして、好みの飲食店やスーパーを見つけることができました。
仕事に関しては現在も探し中ではありますが、色んな仕事をメルボルンで体験したので、情報収集をして自分の要件をしっかりと伝えて、納得のいく職場を探したいと思っています。
ワーホリでの一番の思い出

バララットにある動物園に行ったことです。
ここの動物園はCBDからはとても遠いですが、カンガルーを目の前で見る事ができて、餌を購入すれば餌やりもできます。
コアラも近くで見て、子を抱いているコアラも見ました。
メルボルン動物園にも行ったのですが、動物を見つけるのが難しいくらい広大な敷地面積でしたので、バララットの動物園は実際見て、カンガルーに関しては触る事もできて大変貴重な体験ができました。
私はペンギンが好きで、フェアリーペンギンも見る事ができました。
歩く姿泳ぐ姿がとてもかわいくて、ずっと見てられる空間でした。
実は来年フィリップ島に行くので一番の思い出は更新されるでしょうが、今はその思い出が浮かびました。

他にもメルボルンに来たから出会えた友人との何気ない時間が思い出として浮かびました。
ワーホリを通じて得たもの
ワーホリで価値観や文化の違いを学び、積極的に行動できるようになりました。
価値観に関しては、オーストラリア人の友人からの言葉が毎回学びになっています。
この前は、私は二の腕の脂肪が服を着たら気になるからジムでトレーニングをして細くなりたいと話すと、友人は「自分がそうやって言うと他人もあなたのその部分が気になるのだから、言わなければ誰もあなたの二の腕が太っているとか気にしてないよ。」と言われ、ハッとしました。
行動については、仕事の話になりますが、何かおかしいと思ったら声を上げ上司に相談するようになりました。
時給が高い国ではありますが、働いてみると違法な働き方の所も多いです。
自分で調べて、声を上げる事が大切です。
また、幼馴染など英語が苦手な人に仕事を見つけてサポートをし、他にも日本にいる時よりも率先して人と関わるようになりました。
これからワーホリする人へ
準備時点では、健康な体が大切です。
環境が異なる所にいき、体調不良になってしまう人が多いからです。
あとは無くしたら困るものは持ってこないことをお勧めします。
矛盾していますが、持っていると安心できる物とかはあった方が心の安寧に良いかもしれません。
気を付ける事は、困った時は人にSOSを伝えるようにしてほしいです。
日本と異なる国に来て、困った事が無い方がおかしいと思います。
傍に誰もいなかったら学校の先生でも良いし、街に日本語が聞こえたらその人に話しかけてもいいと思います。(実際声かけられましたので)。
皆助けてくれます。困った時はお互い様と思う日本の心は捨てないでいようと思っています。
英語を学びたい、海外生活を体験してみたい等ワーホリを選ぶ目的は人それぞれで異なると思いますので、他人と自分をあまり比較せず、自分が良いと思う時間を過ごして欲しいです。
海外に行こうと挑戦した気持ちだけでも十分な経験であると感じています。